人は、自然から全てを学びながら、
自然を母とし、父として
成長してきました。
しかし、学び自らを育んできたその
自然との関わり方を人間は
忘れようとしています。
自らも自然の一部であるということ。
人が自身とゆっくりと時間をかけ、
対話しそれを感じることから
世界の有り方を変えてゆくことが
出来るのではないでしょうか。
人の根源的な感覚の中にはにその
力があると思います。
私は作品において心の内にある
環(loop)、壁(wall)、
重なり(layer)、核(core)などを
契機として、
本来は持ち得ていたであろう失われた
未知の記憶 -unknown memory- を
呼び起こしたいと考えています。

坪田昌之